ここに注意しよう

①申し込んでから使えるまで2カ月前後かかる →申し込んですぐ使えるわけではないので注意 ②スマホのキャリアも意識する →スマホの月額料金が割引になる場合有り ③数ある申込ページから最適を探す →キャッシュバック額など1番いいモノを選ぼう ④抱き合わせの契約はしない方が◎ →解約するタイミングが5~6年後になる場合も |
同じ光回線でも申込ページがたくさんあり、どこから申し込んだらいいのか非常にわかりづらいです。例えば『auひかり』でもページによってはキャッシュバック額が違ったりします。
この③の「申込ページがたくさんある理由」ですが、これを理解する為には光回線とは何かを知っておくと入りやすいです。
光回線の仕組み、プロバイダの仕組みなどをわかりやすくまとめましたので、ぜひご覧ください。
そこはいらないよ!って方は目次で必要な項目まで進めてください。
光回線とは?

簡潔に言うと「速いインターネット回線」です。
光ファイバーケーブルという線を自宅に引き込んで、インターネットに接続する形式です。
今までは電話回線を通してインターネットを利用するのが一般的でした。これを「ADSL回線」といいます。ですがADSL回線よりも、今はでは高速通信が可能な光回線を利用するのが一般的になりました。
自宅に固定電話を置く家庭も減ってきているので、電話回線自体の需要が減ってきています。
もちろん、固定電話を置く+光回線も利用はできるのでご安心ください。
光回線を提供している会社を「回線事業者」といい、有名どころで言うと「NTTが提供するフレッツ光」や「So-netが提供するNURO光」などが挙げられます。
中には「KDDIが提供するauひかり」と「BIGLOBEが提供するauひかり」というパターンもあります。
ここで疑問が出ますよね。なぜ別の会社が同じ「auひかり」を提供しているのか?そこを説明していきます。
プロバイダとは?

簡潔に言うと「光回線とインターネットを繋ぐ会社」です。
この繋いでくれる会社(プロバイダ)に回線事業者が、「ウチの光回線を売ってください!」と様々なプロバイダに卸している状態です。
そこで自社を選んでもらう為に、各プロバイダがキャッシュバックなど色々なキャンペーン合戦を繰り広げている状態なので、同じ光回線でもいくつもの申込ページが存在しているのです。
うーん…まだわかりづらいですね。。。
イラストにしましょう。

STEP1 | 回線事業者を決める |
STEP2 | 光ファイバーケーブル(光回線)を自宅へ引き込む工事 |
STEP3 | 電柱と自宅を繋ぐ |
STEP4 | ルーターを経由して自宅のPCやスマホに繋ぐ |
光回線を使うまでには上記の流れがあります。
このSTEP3で必要なのがプロバイダです。
光ファイバーケーブル(光回線)を自宅へ引き込んだだけでは、インターネットは使えないのです。ポケットWi-Fiとは違い、外と繋げないといけないのが光回線なんですね。
▼NUROで工事の流れをわかりやすい動画でまとめてくれているので、ぜひご参考下さい。
プロバイダとの契約は光回線を利用する上で必須です。
プロバイダによっては同じ光回線を利用していても、通信速度や価格に差が出たりする可能性もあるので、しっかり見比べる事をおすすめします。
例えば「NTTが提供するフレッツ光」や「So-netが提供するNURO光」などは回線事業者とプロバイダが同一なので契約が1本で済みます。問い合わせたい時など、連絡先が1箇所で済むのも楽です。
「BIGLOBEが提供するauひかり」などは回線事業者のKDDI、プロバイダのBIGLOBEの2社との契約が必要になります。それほど大きな手間ではありませんが、解約時も2社分の手続きが発生したりと割と面倒に感じる人もいるでしょう。
選ぶポイント

重要視するところは人それぞれですが、大きくは2つです。
・通信速度
・月額料金
このどちらを優先するかで決まります。
いずれにしても現状光回線を利用していない方であれば、どの光回線でも十分に速いと感じるはずです。
また、利用しているスマホのキャリアによっては、スマホの月額料金が割引になったりすることもあります。毎月数百円の割引ですが、塵も積もれば山となります。
光回線 | スマホが割引 |
auひかり | au |
フレッツ光 | DOCOMO |
ソフトバンク光 | Softbank |
NURO光 | NUROモバイル |
光回線は3年契約が多いので、しっかり検討して後悔のない選択をしましょう。
料金

かかる費用は主に「月額基本料金」と「工事費用」です。
月額基本料金とは、スマホやポケットWi-Fiなどと同じように毎月料金を払って利用します。同じ回線でもプロバイダによって価格が異なる場合があるので、しっかり見比べましょう。
工事費用とは、前述した光ファイバーケーブルを自宅へ引き込む宅内工事、電柱と自宅を繋ぐ屋外工事の費用です。
工事費用は3~5万円など様々ですが、キャッシュバックなどで実質無料になるケースが大半です。
逆に工事費を負担しなければいけないような回線事業者は選ばない方がいいでしょう。
月額料金 | 工事費 | キャッシュバック額 | |
A社 | 5,000円 | 30,000円 | 10万円 |
B社 | 4,800円 | 60,000円 | 12万円 |
例えば上記の場合、A社B社どちらを選びますか?
比較してみると…
3年間総額 | キャッシュバック額 | 差分 | |
A社 | 210,000円 | 10万円 | 110,000円 |
B社 | 232,800円 | 12万円 | 112,800円 |
差分 | 22,800円 | 20,000円 | 2,800円 |
B社の方がわずかですが安いことがわかりますね。
一見キャッシュバック額が多いのでお得に見えますが、ホームページには小さく工事費が書いてあるので、必ず確認しましょう。
ざっくりとした例ですが、言いたいことは「キャッシュバック額に惑わされないようにしましょう」ということです。
キャッシュバック手続きを忘れずに

基本的にはどのプロバイダもキャッシュバックキャンペーンを実施しています。どこも数万円以上の大金ですので、しっかり受け取りたいところです。
ですが中にはキャッシュバックを受けられるのが数ヶ月後という条件が多いので、手続きを忘れてしまい受け取れなかった…という人もいるので、必ずカレンダーやリマインダーにおおよその日程で良いので「キャッシュバック受取手続き」と登録しておきましょう。
時期になったらキャッシュバック手続きメールが届くので、口座の指定や情報を入力していきます。
カレンダーやリマインダーが知らせてくれたら、
しばらくはメールを気にするようにしましょう。
速さ(bps)とは?

2021年11月現在では「上り最大1Gbps・下り最大1Gbps」が一般的です。ですがここ最近では少し料金は上がりますが、10倍の速さを誇る「上り最大10Gbp・下り最大10Gbps」のプランも出てきています。
「下り」はダウンロード(受信)の速さを表していて、「上り」はアップロード(送信)の速さを表します。
速さはGbps>Mbps>Kbpsです。ざっくりですが1,000Kbps=1Mbps、1,000Mbps=1Gbpsなど1,000毎に単位が変わると覚えておきましょう。500Mbpsと1Gbpsでは数字だけで判断せず、
1Gbpsの方が速いということになります。
基本的には「最大〇Gbps」と謳われていますが、この最大という言葉が日本語の巧みな使い方なのです。『性能的には可能だけど、一般家庭で使っていてもその速度はでませんよ』というニュアンスが含まれています。
だからと言って、1Gbpsと10Gbpsには大きな差があるのは間違いありません。『最大の数値は実際は使える数値ではない』ということだけ頭に入れておきましょう。
▼一般的な大手キャリアの通信速度です
通常プラン上り | 通常プラン下り | 10Gbps | |
フレッツ光 | 1Gbps | 1Gbps | 有 |
NURO光 | 1Gbps | 2Gbps | 受付終了 |
auひかり | 1Gbps | 1Gbps | 有 |
SoftBank光 | 1Gbps | 1Gbps | 有 |
NURO光は通常プランでも下りが他社の倍です。もちろん前述した通りこの数値通りなわけではありませんが、口コミでも速いと評判です。現在私も利用していますが、十分サクサク読み込めます。
4Kを大画面で楽しみたい、オンラインゲームをサクサクやりたいなど、余程の事がない限りは通常プランで十分事足ります。
NURO光について詳しくまとめた記事があるので、良ければご参考下さい。
『〇〇を同時契約すると更にお得!』の罠

例えば多いのが「電気やガスの申込」です。「電気代数ヶ月無料!」「月額料金から〇円割引!」などの誘い文句、魅力的に見えますよね。特に無料や割引の文字に弱いのが人間です。。。
▼なぜあまりおすすめしないかというと、理由はこちら。

「解約できるのが6年後」になってしまいます。
理由としては、光回線と電気の契約は「契約期間が異なる」場合があります。そうなることで解約できるタイミングが合わず、ズルズルと長い期間利用することになってしまいます。もちろん違約金を支払えば解約はできますが、できるだけ払いたくはないですよね。
スマホと同じように随時様々なキャンペーンが実施されています。なるべく更新のタイミングで乗り換えることをおすすめしますので、できる限り最短の3年間での利用をしましょう。
まとめ

・申込から開通まで2カ月前後
→早め早めに動こう
・スマホ料金割引がある可能性
→まずはスマホと同じキャリアの光回線を調べる
・価格と速度どちらを取るか
→ライフスタイルに合わせて検討しよう
・同じ光回線でもプロバイダが異なる場合がある
→価格と速度を比較しよう
・電気ガスの同時契約はおすすめしない
→解約が6年後とかになってしまう
などを踏まえて検討してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました^^
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